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自由というものは、空気のような存在である。それがあるときに当然のものと見なされ、まったく意識していない時もある。しかし、一旦失われると、すぐ息苦しくなり、苦しむことになる。

目下、私たちが当たり前と思っている自由、民主主義は、ただ天から降りてきたものではない。台湾の自由への道のりは、何世代にわたり、人種、省籍を問わず、これまで台湾の民主のために頑張ってきた民主戦士たちが、何度も何度も、権威主義体制と戦い、激しい衝突を経て結果、ようやく「自由」ということを日常生活で普通に享受ができるようになった。

1990年代に台湾では、国会の全面改選と総統直接選挙の民主化へ進み、さらに3度の政権交代を経験した。2021年米国の人権組織「フリーダム・ハウス」(Freedom House)が発表した世界各国の自由度ランキングは、台湾はアジアで2位となった。20222月にイギリスのエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が2021年民主指数を発表した。台湾は、世界8位までに上昇、アジアで唯一トップ10位に入った民主主義国家である。

過去を知る、現在を理解、将来へ展望。「台湾における言論の自由への道」の展覧会は、その歴史の脈絡に基づき、1945年から現在に至るまで、台湾言論自由の過程を軸とし、真実を通じて、さらに、公開資料を使い、以前人権の暗黒時代から現在自由民主までの内容を呈するものである。